梅酢、御存じですか?
最近の健康ブームもあり、愛用される方も増えました。
梅酢とは、奈良時代以前から日本人に親しまれて来た自然食品の代表でもある梅干を作るときにできる液体のことです。
つまり梅酢は、本来の酢のように酢酸発酵した酢ではありません。
一般の醸造酢と違い酢酸は含まれておらず、クエン酸やリンゴ酸、ポリフェノールなど有機酸を豊富に含んでいます。
では、梅酢の効能とは?健康効果とは?どのようなものがあるでしょうか。
梅酢の効能
梅は昔から万病予防としてさまざまな用途で使用されますが、梅の栄養素がそのまま詰まった梅酢には、梅干し同様多くの効能・健康効果があります。
まず、梅酢が豊富に含むクエン酸やリンゴ酸、ポリフェノールなど有機酸の効果を御紹介します。
クエン酸の効果
酢にも含まれるクエン酸は、梅酢にも多く含まれ体内の乳酸を分解する作用を持ち
疲労回復・軽減効果
をもたらします。
また、体内に溜まってしまう老廃物を体の外に出す作用(デトックス作用)、血液をサラサラにする機能もあるので、動脈硬化などを起こしにくくする効果もあるとされています。
その他にも、カルシウム・ビタミンの吸収率の向上・食欲増進・便秘の解消・殺菌効果など、たくさんの効能が期待されます。
最古の調味料“酢”の4つの働き
リンゴ酸の効果
リンゴ酸はクエン酸の働きを活発にすると言われています。
酸性化したからだを弱アルカリ性に戻すことで疲労回復が期待されます。
また、胃腸の働きを良くします。
便通を良好にする効果が期待できるため、デトックス作用につながります。
ポリフェノールの効果
健康の話題には欠かせないポリフェノールですが、梅酢にもこのポリフェノールが含まれています。
増えすぎたり、ストレスなどが原因でいたずらをする活性酸素。
増えすぎた活性酸素は老化の原因とされています。
活性酸素とは?
梅酢に含まれているポリフェノールは、クエン酸の抗酸化力と相まって、活性酸素を強力分解すると言われています。
この抗酸化力は、老化予防効果(アンチエイジング)が期待できます。
梅酢の健康効果をまとめました
胃がん抑制効果
クエン酸による抗酸化作用や殺菌効果で、ヘリコバクターピロリ菌が存在することによる発生する胃がんの予防効果があると言われています。
1日2粒が適量と言われているようです。
また、からだを弱アルカリ性にすることにより、がん抑制効果が期待されます。
血圧上昇を抑える効果
クエン酸のところに記述してますが、クエン酸から生まれるムメフラールという物質には、血液をサラサラにする成分としての働きがあります。この効果によって、動脈硬化を改善し、高血圧を改善する効果も期待できます。
また、梅酢には塩分が含まれていますが、このような効果により、 通常の塩を使うより血圧上昇を抑える効果があると言われています。
脂肪の蓄積を抑える効果
カルシウムの吸収を促進するため、カルシウムと結びつき脂肪の蓄積を抑える効果があるという研究報告があるようです。
風邪やインフルエンザの予防効果
殺菌力があるので、インフルエンザなどのウィルスを抑えて、感染力を弱める効果があると言われています。
美肌効果
梅酢には、紫外線に対しての光免疫抑制作用への改善効果もあります。
紫外線を防ぎ血管を守り、アンチエイジングに欠かせない美肌効果があるといわれています。
まとめ
いかがですか?
梅酢は、身体を弱アルカリ性に保つことによって、血液の循環を良くし健康な身体にします。
また、必要な天然アミノ酸や鉄分などのミネラル類も多く含まれており、老化防止に効果も期待されます。
疲労回復や老化防止、生活習慣病にも効果があり、美肌効果もある梅酢を是非摂り入れてみてください。
梅干しを漬けてないので、梅酢がないって方も、市販の梅酢を購入されると便利です。
ご購入の際は、原材料がシンプルなものを選んでください。(例 梅・塩・紫蘇)
↓こちらからも購入できます。
無双本舗 国内産・梅酢・赤 360ml
↓のリンクで梅酢を使ったレシピがたくさんご紹介されてますので、御参考にされてください。
梅酢は万能調味料!使い道満載
体に良いからと言っても摂り過ぎは毒になります。
摂りすぎには、ご注意くださいね。
おまけ
水で5倍希釈程度にしてスプレーボトルに入れておけば、喉の殺菌スプレーになり風邪などの予防ができます。
梅酢ドリンクやドレッシング、お漬物、普段の酢の代わりに使用したり、すごく便利でおいしい万能調味料です。
また、弁当に吹きかければ防腐効果も期待できます。
こちらも、是非お試しください。
参考 国際食学協会 食学調味料講座テキスト(下倉樹 監修)
梅酢って何だろう?梅酢には梅から出たエキスがいっぱいその効能は?
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