酢はダイエットに効果あるの?!酢の種類と選び方

酢はダイエットに効果があるの?
最近では、健康効果で酢を飲まれているかたも多くなりました。
血圧や血糖値の上昇など生活習慣病の予防に効果があると言われており、注目を集めています。
以前、酢にはクエン酸サイクルやアミノ酸効果により脂肪が燃焼するという話もありましたが、最近では疑問視されている部分もあります。
では、お酢にはダイエット効果はないのでしょうか。
お酢はダイエットに効果的だと言われる理由を御紹介します。
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酢はダイエットに効果あるの?!

1、有機酸が脂肪燃焼!
酢に含まれる有機酸は内臓脂肪を減らすという研究発表が出ています。
肥満気味の方が毎日お酢を摂取したところ、内臓脂肪だけでなく体重やBMIも下がったことが確認されているようです。

2、酢のカルシウムの吸収を助ける効果がダイエット効果に!
最古の調味料“酢”の4つの働き!の中に、カルシウムの吸収を助ける効果があります。
このカルシウムは、骨の為に必要だという事は、よく知られている事です。
骨や歯を丈夫にする為に、多く存在しています。
その中でも微量ですが、血液や筋肉、脂肪の中に存在しています。
このカルシウムがダイエットに効果があるようです。

では、カルシウムが不足すると、どうなってしまうのでしょうか。
①カルシウム不足で脂肪が増える
②カルシウム不足が進み血液中のカルシウム濃度も低くなってしまうと、体脂肪がつきやすい
③脂肪を吸収しやすくなる
(カルシウムには脂肪の吸収を抑える効果があります。)

出典 カルシウム不足で太る?

さらに、カルシウムには体温を上げる効果があります。
冷えやすく代謝が低い、体に老廃物が溜まりやすく浮腫みやすい方は、基礎代謝を上げて脂肪を燃えやすくし、老廃物をしっかり外に出す体に導いてくれるという効果も期待できます。

小魚の煮込みや南蛮漬けなどカルシウムが多く含まれた料理に酢を使用することで、酢の特徴を生かせることになります。

いかがですか。
ダイエットの本来の意味は本来「規定食」という意味であり、美容や健康保持のために食事の量や種類を制限することです。
アミノ酸や有機酸、ミネラルなど栄養素が豊富な酢は、ダイエットに適した調味料と言えます。
中でも、黒酢は玄米を多く使い、長期間発酵熟成させるため、アミノ酸や各種有機酸、ミネラル含有量が多く含まれています。
バランス良い食事をして、お料理や飲料として酢を適量摂取することで、ダイエットにも効果が期待されます。
飲料として頂く場合は、空腹時に飲むと酸性が強いため胃を荒らしてしまいますので食後、朝・昼・晩に分けて10mlずつぐらいまでにしておくのが良いでしょう。

では、どのような酢を選んだら良いでしょうか。

酢の種類をいくつか紹介します。

食酢は、農林水産省のJAS規格に基づいて「醸造酢」と「合成酢」に分類されています。
「醸造酢」は穀類、果実などを酢酸発酵させたもので、「合成酢」は氷酢酸または酢酸の希釈液に砂糖類を加えた液体調味料です。
戦後、米不足のために米から酢を造ることが禁止されていたころ、大量に流通しました。
現在では一部のみで使われているだけで、ほとんど見かけられません。
では、醸造酢には、どのようなものがあるでしょうか。
醸造酢は、大きく分けて「穀物酢」と「果実酢」があります。
米や小麦、玄米、とうもろこしなどの穀物1~2種類以上を1000ml中に40g以上使っているお酢全般を「穀物酢」、ぶどうやりんごなどの果実を1~2種類以上を1000ml中に300g以上使っているお酢全般を「果実酢」と呼びます。

・米酢

主原料は米です。日本で、一番親しまれている酢です。
米以外の穀物を使っていないものを純米酢といわれますが、コストがかかるため米より安く手に入りやすい小麦やトウモロコシなどの穀類を発酵させてアルコールを添加し、酢酸発酵させているものもあります。
小麦のポストハーベスト問題、トウモロコシの遺伝子組み換え問題などの可能性もある為、「純」がついているかどうかも一つの判断基準になるかと思います。

・穀物酢

小麦・トウモロコシ・サトウキビなどを原料にしたものです。小麦のポストハーベスト問題、トウモロコシの遺伝子組み換え問題などが、安心・安全の面では気になる点があります。

・黒酢

玄米を主原料にした醸造酢です。
長期間熟成させる事で濃い褐色になります。
米酢よりもアミノ酸などの含有量も多く、健康効果に注目が集まっています。
独特の風味もあり、うま味やコクのある酸味をつけたい場合やドリンクで飲む場合に適してしています。

・果実酢

りんごからできるリンゴ酢、ブドウからできるワインビネガーなど果汁をいったん酒に変え、その酒を酢酸発酵させます。
ただ、最近、飲む酢として販売されているものには、米酢や穀物酢に果汁や添加物が加えられたりしているものがあるので、原材料を見て御判断下さい。

・バルサミコ酢

イタリアで作られる酢で、ブドウから作られたワインを酢酸発酵させてできたワインビネガーに濃縮したブドウ果汁を入れて、樽で熟成させたもの
最近では、日本の家庭でも使われるようになってきました。

酢は最古の調味料と言われる調味料だけあって、世界中に数多くの酢があります。
日本では、米酢がなじみ深いですが、他にもたくさんの酢が流通しています。
好みに合わせて、料理に合わせて選んでいきたいですね。

では、製造方法については、どうでしょうか。

主な製造方法について、御紹介します

米酢・穀物酢・果実酢の製法には主に「静置発酵法(表面発酵法)」「通気発酵法」があります。

「静置発酵法(表面発酵法)」
樽やタンクに入った酒に酢酸菌を付着させた後、菌が自然に酒の表面を覆い、酒を酢に変えていく昔ながらの製法です。
全てが酢に変わるのに、2~3カ月かかります。
コクや風味が出て、料理を引き立てる効果がある酢ができます。
出典マルカン酢 酢の製造
「通気発酵法」
一般的に多く行われている製法です。
タンクの中の酒に人工培養した酢酸菌を入れ全体的に空気を送り込みます。
空気により酢酸発酵が活発になり、およそ24時間でできあがります。
酸っぱさが際立った酢ができあがります。
これに水分を加える酸度の調整が可能なため、安価で生産することができます。

「静置発酵法」のものは、商品ラベルに書かれていることが多いです。
これも、わたしたちが酢を選ぶ上で一つの判断基準になります。

まとめ

いかがですか。
一概に酢といっても、種類も多く、製法も一つではありません。
原材料も様々で、後から果汁を混ぜられたりなど本来の作り方で作られていないものもあります。
本来の酢は、古くからわたしたちの食卓を支えてきてくれた調味料です。
栄養価もあり、料理効果もたくさんあり、とても便利な調味料です。
好みもあると思いますので、ラベルを見て実際に味わって、お料理に!飲料に!自分に合ったお酢を探してみてはいかがでしょう。

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<参考>実業之日本社 調味料検定 公式テキスト
国際食学協会 食学調味料講座テキスト(下倉樹 監修)

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