パソコンやテレビの画面、スマホなど、目を酷使する時間が増えている現在社会、「目が疲れた」と感じられる方も多いと思います。
疲れ目の解消法として、目の上にホットタオルやあずきの力を乗せてホットパックしたり、ツボを押してみたり、いろいろ試されている方は多いと思います。
下のリンクでも、癒し方など丁寧に説明されていますね。
疲れ目解消あれこれ
でも、実は、疲れているのは「目」だけではないようです。
そんな目の疲れのメカニズムと意外で少し面白い疲れをとる方法をご紹介致します。
疲れ目のメカニズムと解消法
疲れている状態を知る、疲れのメカニズム
まず、目が疲れていると身体がどうなっているか思い浮かべて下さい。
実際やってみてもらってもいいです。
1、全身のちからを抜いて、リラックスして下さい。この状態を覚えておいてください。
2、パソコンやスマホを見ている状態を思い浮かべて下さい。(実際にやってみてもらってもいいです)
この時、自分のからだはどうなっていますか。
目の周りに力が入っていたり、前のめりになって呼吸が浅くなっていませんか?
首の後ろにもハリを感じたり、腕にも力が入ります。
目以外に身体のあちこちに緊張が広がっているのがわかると思います。
1、のリラックスした状態と比べ、2、の状態は全身のあちこちが緊張し、疲れている状態がわかると思います。
目は、眼球の奥で筋肉に支えられており、この筋肉を動かす事で目を動かすことができます。
ところが、パソコンやスマホを凝視する状態が続くと、眼球を動かさなくなり、筋肉も固まり緊張状態が続き、目が疲れてしまします。
眼球の筋肉は、首、背骨へとつながります。
バイオリンの弦に例えて考えてみると、1カ所持ちあげると弦全体がはりつめます。
このように、1カ所が緊張すると身体全体にも伝わるのです。
目が疲れると、首や背中も疲れてしまう事になります。
そして、頭を支えている首の付け根の筋肉が緊張すると、姿勢が崩れてしまい、身体がますます疲れることになります。
疲れ目の意外な解消法
では、目をゆるめるワークをご紹介します。
順番にやってみてください。
1、眼球を感じる
仰向けになって、左の眼球に右手を置く
人差し指、中指、薬指の3本でまぶたの上からそっと触れる
反対の手は頭と首の境目に当てる。
⇒眼球の形や動きを感じてみてください
眼球の存在を自覚する事で、自然と目がゆるみます。
2、眼球で呼吸
1、と同じ姿勢のまま自然に呼吸をしながら、空気を眼球に送り込むイメージで持って下さい。
眼球を感じながら、眼球が呼吸をするイメージです。
3、眼球を動かす
目が疲れると、眼球は内側によってきて、視野が狭くなります。
それを解消するために、眼球を動かして目を緩めていきます。
1、と同じ姿勢のまま、3本指で瞼に触れ、眼球を動かします。
筋肉を使うイメージではなくて、右耳、頭、左耳、つま先と順番に見るイメージでゆっくり呼吸をしながら、コロコロ動かしてください。
2~3周したら、反対周りも行って下さい。
4、浮いているイメージ
同じ姿勢のまま、目のくぼみのふちをなぞって大きさを確認して、そのなかに水が貯まっていて眼球がプカプカと浮いている様子を想像してみてください。
先程の眼球を動かしたイメージと同じように、浮いているイメージを持ってコロコロと回転させてみて下さい。
何度か繰り返していくと、スムーズに動き、緊張が緩んでいきます。
いかがでしたか?
ふわっとしませんでしたか?
わたしは意外なふわっと感に、感動でした。
ぜひ一度、ゆるめるワークで目の存在を感じてみてください。
まとめ
このような感覚は、人間の「事故調整能力」というもののようです。
この機能を使うには、意識することが重要になります。
意識できれば、人のからだは自然に調整しようとしてくれます。
日々の忙しさから、目もからだも緊張している状態が当たり前になってきて、目の緊張状態に気付けない人が多い現在社会。
目の存在や緊張に気付いて行くことで、除々に緩んだ状態を自覚し、仕事の合間や通勤途中、家事の間でも、いつでも目を緩めることができるようになります。
疲れ目がひどくなり、ドライアイ・頭痛を招く前に、緊張を緩めてあげることで身体も樂になります。
下の日常生活で目を樂に使う方法を取り入れながら、目を!からだを!緩めてあげて下さい!
目を樂に使う方法!
1、視野を広くする
パソコンを見る場合、画面だけを見ないで、周りにもチラっと視線を送り、視野を広げます。
2、パソコンやスマホ、本などを凝視し続けない
凝視して、情報をとらえようとしないで、受け取るような感覚で見る。
3、頭の後ろ(視角野)でみる
後頭部の目の裏側に意識を置いて見ることで、眼球の周りの筋肉が緊張しにくくなります。
これ、ほんとうに樂にに見ることができます。
是非、やってみてください!
今回の緩める方法は、「ロルフィング」という人間が日常生活の中で知らず知らずの内に凝り固まらせてしまった身体を本来のバランスに戻すボディーワークの手法をもとに藤本靖先生が感覚器官の使い方を知ることで、誰でも簡単に身体を緩めて疲れない身体になる方法として伝えられている感覚器官のワークの一つ、目のワークです。
参考:引っ張って、ゆるめて疲れない身体になる方法 (藤本靖著)
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