簡単養生法 よく噛んでゆっくり食べる事の6つの効果!

数回噛んだら、次のものを口に運ぶ、このような事が習慣になってませんか。
「あー、おいしかった」と箸を置けば、頂きますと箸を持ってから10分ぐらいしか経ってないことも多々あるかと思います。
現代人の咀嚼回数は弥生時代の1/6、食事時間は1/5に激減しています。
戦前と比べても、それぞれ半分以下に減っている事がわかったと言われています。
(元神奈川歯科大の齊藤滋教授が1989年文献を基に食卓を再現、咀嚼回数と時間を測定)

この噛むという行為、ゆっくり食べる事には、どのような効果があるか、御紹介します。

よく噛んでゆっくり食べる事の6つの効果!

1、虫歯・歯周病の軽減

咀嚼回数と食事時間が減った影響は、虫歯の罹患率の悪化として表れています。
江戸時代は、10%前後だったのに対して、現代人は85% (咀嚼回数と食事時間は、江戸時代と比較して、1/2以下)
現代人のほうが、入念に歯磨きをしているはずなのに、、、です。
これは、歯の表面について歯垢の中の細菌が、ショ糖を利用して酸を作りますが、この酸性度がph5.5~5.7以下になると歯の表面が溶けだします。
この状態を、中和させるのが唾液です。酸性化した歯垢を40~60分で中性化し、再石灰化します。
噛まない事で、唾液が分泌されず、中和もされません。
また、歯垢が放置されると歯周病を招きます。歯周病、いまでは国民の8割が患う国民病です。
歯周病は、歯だけでなくからだの機能を大きく左右し、いろんな病気の症状を悪化させるリスクの要因になります。
よく噛むことは、虫歯・歯周病の軽減し、健康なからだを保つために関係が深いと言えます。

2、肥満を防ぐ

よく噛むと、脳内の神経伝達物質「神経ヒスタミン」が爆発的に活性化して、脳の満腹中枢に満腹のサインを送り満腹と感じます。
また、がつがつ食べず、食事の速度をおとすように働きかけるという役割もあります。
よく噛まずに早く食べると、満腹中枢が働く前に食べ過ぎてしまい肥満を招きます。
そして、さらに交感神経にも働きかけることで内臓脂肪の燃焼を促進させます。これは、日本人に多い「隠れ肥満」に効果があると言われています。
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3、脳の活性化

よく噛み、顎を動かすことで脳に酸素と栄養を送り、活性化させます。
脳科学者のペンフィールドの図を見てもわかるように、運動・感覚の両中枢とも4割が口周りとつながっています。
この図を見ても、口を動かせば、脳に刺激がある事がわかります。
このように、よく噛むことは、子どもの知育も助け、高齢者は認知症の予防に大いに役立つと考えられます。
ペンフィールド

4、発がん物質の毒を消す

唾液は抗菌力が優れていて、毒消し作用があります。
食品添加物などの発がん性物質の毒性、汚染米事件で有名になったカビ毒の毒性など、30秒唾液と混ぜることでかなり弱めることができるという報告があります。
よく噛んで、唾液と混ぜ合わせることで発がん性物質やo-157などの細菌からからだを守ってくれるのです。
また、野菜や果物を噛み砕くことによって、野菜や果物から出るビタミン類が発ガン物質の生成を抑制されると言われています。

5、小顔効果

よく噛むことで、顔の筋肉を動かします。
この運動が、顎のラインがすっきりして、フェイスラインの引き上げ効果があると言われています。
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6、味覚の発達

よく噛むことで、本来の味わいを実感する事ができます。
一口入れた時に、わかるのは、しっかり味付けられた味。
噛んでいくと、その素材の味が味わえます。
よく噛むことで、味覚の発達につながると言われています。
本当に美味しいものは、よく噛んでおいしい、美味しくないものは、噛んでるとまずくなる。
私は、この知人の言ったことにすごく納得しました。
美味しいものは、噛めば噛むほど、旨みや甘みが出て美味しくなるんです!

まとめ

いかがですか。
よく噛んで食べることで、すごい効果が得られます。
心身面では、噛むことでリラックス効果にもつながったり、、、数え切れないほどの効果があります。
噛む回数が減ったことも一因で唾液の分泌量が減っていると言われています。(薬やストレスなどの影響もあります)
唾液には「若返りホルモン」と呼ばれる「パロテン」が含まれています。
よく噛んで、唾液を出すことは、この「若返りホルモン」がたくさん出ることにつながります。
また、唾液の分泌は口臭予防にもつながります。
つまり、若々しく、健康なからだにつながっていきます。

現代日本人の食生活は、本当に短くなりました。
柔らかい食べ物が多くなり、噛まずに食べれる食事になったことも原因です。
また、子どものころからの食生活がそうであったことも原因のひとつに挙げられます。
給食でも、少し遅いと掃除の時間に突入したり、、、
噛まずに食べることで、口の中での消化がされなくなり、食べ物の効果も減少、また悪影響も与えたりします。
食べ物も異物、口の中でわたしたちにとってイイモノ、ワルイモノに分けてくれます。
口の中で、きちんと消化しないと、その後続く消化器官に過大な負担をかけてしまいます。
また、正常な消化ができなくなり、要らないものが身体の中にめぐってしまいます。
妊娠中、授乳中の方は、胎児や赤ちゃんにも影響を与えてしまうこともあります。

少しマイナス面を書いてしまいましたが、噛むことは簡単にできる養生法です。
ご自分のために、毎日の食事、少し時間を取ってあげてください。

30回噛むこと、はじめて下さい!

まずは、一口目から意識して!

急いで、食べ物を口に入れそうになったら、一度箸を置いてみて下さい。
そして、食べ物の味を感じて下さい。

食事に、未精製や繊維質のものをとり入れて、やわらか食を少なくすると始めやすいです。

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皆様の健やかな人生のために、、、
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参考 命の入り口 心の出口 食卓の向こう側・第13部 西日本新聞ブックレット

よく噛んで食べる習慣づけの匙、「感謝の匙」の販売を開始しました。
ひとつひとつ手作りの小さな匙です。
わたしたちは、忙しさや日々の慌ただしさに、ついつい早食いになっています。
まず、小さい一口で30回噛むことを一口から始めて下さい。
2回、3回と繰り返せば、習慣がついていきます。

・ゴハンに感謝
・イノチニ感謝
・カラダニ感謝
・ココロに感謝
・ゼンブニ感謝

食事をおいしく頂けることには、たくさんの感謝があります。
お腹を満たすだけでなく、こころも満たしてください。

お父さん、お母さん、お子様、、、ご家族みんなで「感謝の匙」はじめて下さい。
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