未来のスーパーフード?!麻の実の4つの栄養!

最近(昨年末)にも、テレビでも放映された麻の実(ヘンプシード)、ご存じな方も多いと思います。

中央アジアが原産と云われている、アサ科アサ属の一年生のヘンプ(大麻 おおあさ)の種子です。
ヘンプは生育速度が速く、4ヶ月ほどで4メートルほどの背丈になります。
環境順応性が高く、世界中のほとんどの地域で栽培する事ができる為、日本でも古くから自生し神道と関係も深いです。

このヘンプシードの豊富な栄養は、特に人口化学物質(農薬、ホルモン注入、動物ワクチン)などの毒性が蓄積しやすくなっている動物性食品に代わる植物性の栄養源となりえると言われています。
環境順応性が高く、栄養源として優れているヘンプシードは、この先の未来への重要な食資源と考えられます。
では、このヘンプシードの豊富な栄養源とはどのようなものか、御紹介します。
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未来のスーパーフード?!麻の実の4つの栄養とその効果!!

1、高純度のたんぱく質!!

からだを構成する重要な構成成分であるたんぱく質、ヘンプシードには消化しやすい高純度のたんぱく質が33~37%詰まっています。
筋肉、靭帯、腱、内臓、腺、爪、髪、血液、、、わたしたちのからだのほとんどはたんぱく質でできています。
たんぱく質の元となるアミノ酸が20種類、このうち人間のからだで作ることのできない9つの必須アミノ酸は、摂取しないといけません。
このアミノ酸をバランスよく含まれているものが、良質なたんぱく質と言われてます。
ヘンプシードは、代表的な動物性のたんぱく質 肉や魚、卵に負けないぐらいたっぷりと含まれています。
その上、肉や魚が体内で分解される際にアンモニアが形成され肝臓・腎臓に負担をかけるのに対して、植物性のため臓器への負担をかけませんし、ヘンプシードのたんぱく質は固めたり熱を加えたりせずに混ぜることができるため動物性たんぱく質より早く吸収されます。
また、含まれるたんぱく質の65%以上が、もっとも食べやすく消化しやすいたんぱく質の形態と考えられている「エディスチン」で植物の中で最も高い含有量となってます。
エディスチンは、植物性グロブリンで、その内ガンマグロブリンは、健全な免疫系にとって欠かせないものです。
アレルギー反応に対しても低刺激性(割合が低い)とされています。

これが、高純度のたんぱく質と言われる所以です。

2、からだにイイ脂肪酸!!

人間のからだは60兆個という数の細胞から作られていますが、その細胞膜を構成する重要な栄養素が脂質です。
ヘンプシードの約47%が脂肪です。その内、必須脂肪酸が80%です。
この必須脂肪酸が、オメガ3脂肪酸(アルファリノレン酸)とオメガ6脂肪酸(リノール酸)が1:4~1:3という理想的なバランスで含まれています。
(必須脂肪酸は、体内で合成できないため、食事などを通して外から補う必要があります。日本でも1:4で推奨されています)
どちらもわたしたちに必要な脂肪酸で、オメガ3とオメガ6がバランスよく共存する事で、お互いが持つ正反対の作用をコントロールします。

また、ガンマリノレン酸という強力な抗酸化作用を持つ必須脂肪酸をふくんでいます。
この脂肪酸は、血圧やLDL―コレステロール、血糖などへの効果に加え、アトピー性皮膚炎や関節炎にも効果があるのではと言われています。
おまけに、からだに害があると言われているトランス脂肪酸は含まれていません。

必須脂肪酸が黄金バランスで含まれていて、トランス脂肪酸が含まれていないヘンプシードは、からだにイイ脂肪酸の食品と言えます。

3、豊富なミネラル!!

食生活の変化や土壌の質の低下もあり、現在日本人はミネラル不足です。
ミネラルは無機質と言われ、体内に必要な微量の成分です。
体内で生成されないため、食品から摂取しなくてはいけません。

ヘンプは土壌からミネラルをよく吸収するため、ヘンプシードは主要ミネラル及び微量ミネラルに優れた供給源です。
リン、カリウム、カルシウム、、、など、20種類は含まれているとされていますが、
代表的なものをあげると
マグネシウム・・・酵素の働きを助ける。心筋の収縮を正常にする。また、骨格を形成する。
・・・赤血球の構成成分。各器官の酵素を運ぶ。不足すると貧血、疲れやめまいなどを起こします。
亜鉛・・・味覚・臭覚を正常に保ちます。細胞や組織の代謝に関わるります。皮膚や粘膜の健康維持を助けるので、ふっくらした肌には欠かせません。
・・・ヘモグロビンの合成を助け、鉄の吸収を促進して貧血を予防します。白髪の改善にもなります。

3大栄養素に並び、からだを形成するために重要な役割を果たすミネラルを多く含むヘンプシードは、現在食生活にはとても優れた補助になる食品と言えます。

4、食物繊維も豊富!!

殻付きのヘンプシードの炭水化物含有量は11.5%です。この内6%は食物繊維です。
ヘンプシードに含まれる不溶性食物繊維は腸の働きを活発にし、整腸作用も期待されます。

まとめ

いかがですか。
小さなヘンプシードに、こんなにも優れた栄養が含まれているのです。
体力増強、疲労回復、免疫力向上に不可欠なたんぱく質を豊富に含み、それを助けるミネラルも豊富です。
細胞の機能維持、脳の発育や脳機能維持にも欠かせない必須脂肪酸のバランスもよく、アルファ・リノレン酸とガンマ・リノレン酸の効果により血液サラサラ!効果も期待できます。

摂り入れ方も簡単で、ごはんにふりかけたり!サラダにふりかけたり!おひたしにふりかけたり!スムージーに入れたり!
簡単に摂り入れることができて、栄養価も優れたヘンプシード、是非摂り入れてみてください。

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推奨摂取量(スーパーフード 地球が生み落したナチュラルな未来の食材 より)
初心者あるいは子供(2~9歳) 15~30g/日
青少年(10~18歳(30g~50g)
成人 50~75g
上記は、あくまでも一説です。御自分が摂取できる範囲でとり入れてみてください。

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参考 スーパーフード 地球が生み落したナチュラルな未来の食材 ディヴィッド・ウルフ著

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