ジメジメとした梅雨の季節は、なんとなくからだの重さやだるさを感じます。
食欲がなくなったり、天気と同じように体調もスッキリしないことが多いものです。
これは、湿邪による影響で、東洋医学では6つの邪気の一つです。
湿邪を撃退するには、利尿作用で体内の水分を取り除き、脾胃を丈夫にしてあげたいですね!
今回のイベント、享子先生が考えて頂いた薬膳ランチは、胃腸に優しいそば米を使った雑炊をメインにしたランチです。
そば米は白米と比較して、ビタミン・ミネラル・ルチン・たんぱく質・食物繊維などが非常に豊富で栄養面で優れています。
特にポリフェノールの一種で、高血圧や糖尿病などの予防効果があるルチンや、細胞の老化を抑えるビタミンEが大変多く含まれています。
また、そばに含まれるでんぷん質は他の穀類のでんぷん質よりも消化吸収が早いことも特長で、消化吸収がされやすいため、胃腸にも優しい食材です。
では、からだも顔もスッキリ!梅雨の薬膳ランチを御紹介します!


薬味たっぷりそば米雑炊(4人分)
材料
そば米(そばの実)100g、雑穀(お好みのもの)30g(お好みの量)、水2L、干ししいたけ3枚、昆布10cm角 2枚、人参 1/2本、レンコン 1/2本、里芋 4個、枝豆 適量、塩 小さじ1、薄口醤油・みりん お好みの分量
①そば米はかるく洗って汚れをとる。
②鍋に干ししいたけ、昆布、そば米、雑穀、水を入れて火にかける。
③沸いたら弱火にして干ししいたけ・昆布を取り出し刻む。
④人参、レンコン、里芋もカットして調味料以外のものを30分程度煮込む。
⑤そば米が柔らかくなったら、調味料を加えてお好みの味にする。
畑のプレート 3種盛り(4人分)

餅巾着(4人分)
材料
油揚げ(薄揚げ) 2枚、モチ 4個、枝豆 2、3包、山椒、2、3個
①油揚げを半分にカットして中にモチを詰めて爪楊枝でとめる
高野豆腐そぼろ巾着(4人分)
材料
油揚げ(薄揚げ) 2枚、高野豆腐 1個、こんにゃく 1/8、人参 1/8
①高野豆腐は水で戻して、手でちぎる。
②こんにゃく、人参は小さくサイコロ状にカットする。
③②を昆布・干ししいたけ出汁 8、醤油 1、みりん 1、砂糖 0.5 で煮る(下味をつける)。
④油揚げを半分にカットして中に具を詰めて、爪楊枝でとめる。
ガンモ(4人分)
材料
木綿豆腐 1丁、人参 少々、ひじき 少々、干ししいたけ 2枚、生姜みじん切り 少々、片栗粉 大さじ2、醤油 大さじ1
①豆腐は水切りして、つぶす。
②全ての材料を加えて和える。
③丸めて、170℃くらいの油でこんがり揚げる。
昆布・干ししいたけの出汁 12・薄口醤油 1・みりん 1 で、巾着、ガンモ、春雨(マロニー)などを加えて煮る。
大豆製品は、脾胃を元気にする食材です。
切り干し大根のパスタ(4人分)
材料
切り干し大根 60g、玉ねぎ 1/2個、トマト 3個、しめじ 1P、バジル 適量、ローリエ 1枚、塩こしょう
①切り干し大根は水でもどして、軽くゆでて柔らかくする。
②玉ねぎをスライスして、フライパンで甘みがでるまで炒める。
③ローリエ・しめじ・トマトのざく切りを加えて、トマトソースを作る。
(トマトの水分があまり出ない場合は塩を少し足す)
④茹でた切り干し大根を加え、和える。
⑤塩・こしょうで味をととのえる。
⑥皿に盛り、バジルをかざる。
切り干し大根とは思えないトマトソースのイタリアン風。
これなら、切り干し大根が苦手なお子様もパクパク食べることができます。
是非、お試し下さい!
さつまいものブラウニー(4人分)
材料
さつま芋 2本、デーツ 50g、豆乳 100g、きな粉 30g、ココアパウダー 80g、菜種油 大さじ2、塩少々
①さつま芋は蒸して、皮をむき、熱いうちにつぶす。
②デーツとナツメは適当な大きさにカットして全ての材料をあわせる。
③クッキングシートを敷いた殻に敷き詰め、140℃のオーブンで40分ぐらい焼く。
八宝茶ゼリー
八宝茶は、身体に良いいろんな種類の薬効素材がブレンドされている八宝茶は、実はとっても気軽に楽しめる漢方茶です。
熱を冷ますもの、温めるもの、どちらでもなく中庸のものがブレンドされており、全体としては平性になり、五臓をまんべんなく補い万人向きの見た目もきれいで五感で楽しめるお茶です。
今回、八宝茶にしようした材料は、蓮の実、菊花、龍眼肉、なつめ(チップ)、陳皮、山査子、グリーンレーズン、白木耳、洗双糖 これにレモン汁を加えてゼリーにして頂きました。
ほんのり甘みと酸味が、程よく美味しいゼリーでした。
今回は、梅雨の食養生ランチを紹介させて頂きました。
もう少し梅雨のジメジメした気候が続きます。
しっかり、脾胃をいたわってあげましょう!

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