そばに含まれる優れた５つの栄養！

独特の香りと味、そばは美味しいですね。

そばが、健康にイイという話は良くききますが、どのような栄養が含まれているのでしょうか。
グルテンフリーの食事で体質を改善したプロテニスプレーヤー　ジョコビッチもそば粉を愛用されていると言います。
グルテンフリーで栄養価が高い穀物そば、どのような栄養が含まれているか、御紹介します。

そばに含まれる優れた５つの栄養！

1、良質のたんぱく質を含む

そばには、必須アミノ酸の全てがバランスよく含まれています。
他の穀類には少ないアミノ酸のリジンやトリプトファンが多いのも特徴です。
また、タンパク質の栄養価を表す目安となるタンパク価は、小麦粉の４７、米の７２、に対してそばは７２～７６と植物性タンパクのなかでも非常に良質です。
優れた植物性のたんぱく質を含みます。

2、ビタミンB群、ビタミンが豊富

ビタミンＢ群が、かなり多く含まれています。
特に日本人に不足しがちなＢ1、それにＢ2が多く含まれています。
ビタミンB1は、心臓病予防、食欲不振解消、疲労回復、ビタミンB2は、高血圧、動脈効果の予防、皮膚や粘膜を健康に保つ効果があると言われています。
米や小麦粉の約４倍の含有量です。
他にも、抗酸化力のあるビタミンＥも含まれています。

3、ミネラルが豊富

鉄や亜鉛、リンなどのミネラルも豊富です。
ミネラルは、ビタミンと同様に体の機能の維持・調節に欠くことのできない栄養素で、体の構成成分にもなっています。

4、ルチンを豊富に含みます

そばで、最も注目される成分はルチンです。
ルチンはポリフェノールの一種で、血管を強くする作用、抗酸化作用、ビタミンCの吸収をサポートする作用があるとされています。
このようなことから、心臓疾患や動脈硬化、生活習慣用の予防に役立つ成分で血圧や血糖値を下げる働きもあるとされています。
血管は、酸素や栄養を行き渡らせる重要な役割があります。
老化した血管では、この役割を果たすことができないため、内臓や脳、お肌への弊害をもたらす恐れがあります。
ルチンは、わたしたちのからだにとってアンチエイジングの効果が期待されています。

5、食物繊維

食物繊維も多く含まれており、腸内環境を整える働きがあるので便秘や下痢の改善に有効です。

まとめ

いかがですか。
そばは、生活習慣病予防、からだ全体のアンチエイジングにもオススメの食材ですね。
老化を防ぎ、美しい素肌を保つためには、外側からのケアだけなく、血管や内臓からケアも必要です。
そばは、おいしくて、栄養価の高い日本独自の食材です。
積極的に取り入れてみては、いかがでしょう。
（そばは、他の穀類と比較して、低ＧＩ食品です。低ＧＩ値の食品を食べると、血糖値は緩やかに上昇し、肥満の原因であるインシュリンの分泌を抑制することができると言われています。）

注目の栄養ルチンはそばの実の外殻いに近い部分により多く含まれています。
そばとして食べるのも美味しいですが、そばの実として頂くのもいいでしょう。
ごはんに混ぜて頂いてもサラダなどに頂いても、おいしく頂けます。
ルチンやビタミンＢ群は水溶性で、そばをゆでると湯に流れてしまうので、そば湯も飲むようすると、栄養を丸ごといただけます。

但し、穀類で糖質が多いので、摂りすぎにはご注意ください。